マーガレット・オリファント
マーガレット・オリファント(Margaret Oliphant)

1828~1897年。スコットランドの小説家、歴史作家。Mrs. Oliphantと呼ばれることが多い。スコットランドの生活を描いた「カーリングフォード物語」など、100冊を超える著作がある。歴史作家としての作品に、The Makers of Florenceなどがある。これは女性による本格的な歴史研究としては初期のもので重要である。Christa Zornは、歴史家としてのヴァーノン・リーとオリファントを比較している。(Zorn, 'History and the Female Voice' in Vernon Lee.)両者には共通点も多いようだ。

オリファントは幻想文学、ゴースト・ストーリーの書き手としても有名で、その方面の代表作に長編The Beleaguered City(1880)や短編The Open Door,' 'Old Lady Mary'がある。
ヴァ―ノン・リーの著作中におけるオリファントへの言及はそれほど多いとは言えない。しかし、同じ女性のゴースト・ストーリーの書き手として、ヴァーノン・リーとオリファントに共通点があるかもしれない。