ヘンデル
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(Georg Friedrich Händel)

1685~1759年。ドイツ生まれでイギリスに帰化した作曲家。バロック期を代表する作曲家。代表作の『水上の音楽』(Water Music, 1717)ほか、多くのオペラものこした。オペラの代表作にOrlando(1733)Alcina(1735)らがある。
ヘンデルはヴァーノン・リーが愛した作曲家の一人で、作品中での言及も多い。例えば、Laurus Nobilis収録の'Beauty and Sanity'では、あまり好きではなかった同時代の作曲家ワーグナーと比較して、"It is possible that the music of Wagner may eventually become serene like the music of Handel; but was the music of Handel ever morbid like the music of Wagner?"と書いている。
音楽をテーマとした幻想短編'A Wicked Voice'の冒頭では、モーツァルト、グルックとともに、ヘンデルの名前が言及されているが、この3人の音楽家はリーのお気に入りであった。